キャノンデールのキッズバイクはTrailシリーズとQuickシリーズがあります。
簡単に言えば変速がある方がQuickでシングルギアの方がTrailですが、もう少し詳しくこの2台の違いを見ていきましょう。
まずはTrail20。
Trailというモデルは大人用ならば入門用MTBの名前。キッズバイクでは12インチのプッシュバイク「Trail Balance」からはじまり、補助輪付きの16インチ、そしてこの20インチ。さらに24インチになるとディスクブレーキとサスペンションフォークを搭載する本格的なMTBになります。この20インチではまだ16インチの名残で、補助輪を取り付ける台座が残っているモデルです。
- Trail Balance
- Trail16
つまりこのTrail20はTrail16の上級生モデル。幼稚園年中~小学校低学年のお子様で、自転車に乗って出かけるようになったら、16インチを弟に譲って20インチに乗り替えようというモデルです。複雑な変速機などはつけず、団地や公園内を駆け巡るためのシンプルでタフなバイクです。
一方、Quick20。
Quickシリーズはクロスバイクです。キッズでもサイクリングに出かけたり、それなりにアップダウンのある行程を長い時間乗れるように作られています。同じ20インチでもQuick20は他のブランドや車種に比べてとても軽量で実測8.8㎏しかありません。体重が20~30㎏程度しかないお子様でも十分に取りまわすことができます。
仕様の違いを比べてみます。
まずはハンドル。
- BMXのようなライザーバー
(Trail20) - 小さなライザーバー
(Quick20)
TrailはBMXのように大きなライザーバーが装備されています。固定角度を変えることにより、ギリギリのお子様から成長したお子様までカバーできます。Quick20のハンドルはクロスバイクらしく小さなライザーバー。ポジションの微調整が可能です。
つぎにホイールとエンド部分。
- トラックエンド採用
(Trail20) - クイックリリース装備
(Quick20)
シングルギヤのTrail20はトラックエンドを採用し、チェーンテンションが調整できるようになっています。補助輪が直付で取り付けられるようです(左)
Quickの方はクロスバイクと同様クイックリリースでホイールの脱着ができます。フェンダーダボとキャリアダボがついておりサイクリング向きです
まとめると、同じ20インチのキッズバイクでもお子様の用途によって2種類のバイクがえらべるということです。公園や団地の中の道、河川敷やちょっとしたオフロードで遊ぶならシンプルでタフなTrail20。家族でサイクリングに出かけるなら軽くて走りの良いQuick20がオススメです。