Vol.33 SPECIALIZED HOTFOCK20

スペシャライズドのキッズバイク「HOTROCK」です。

この自転車にはお子様が自転車を好きになる要素がたくさん含まれています。

まずはデザイン。迫力ある20×2.1インチの本格オフロードタイヤに40㎜ストロークのサスペンション。目を引くフレームカラーは小さいながらも存在感があります。

設計・コンポーネント選びもしっかりしており、お子様でも扱いやすいパーツが選ばれています。例えば少し下側にベンドしたトップチューブは小さいお子様の足つきがよく、恐怖感がありません。またブレーキレバーはピボットがハンドルバーに近く設定された子供用デザインなので、手の小さいお子様でもしっかりブレーキをかけることができます。

ブレーキは前後Vブレーキ採用。チェーンには脱落防止のデバイスが装着されているので少しぐらいハードに扱っても遊び先でトラブることもないでしょう。

20インチは小学校入学前に購入して、4年生くらいまで十分に使えますので子供車の中では一番長く使えるサイズだと思います。子供の身体能力が一番発達する時期にしっかりしたMTBに乗らせてみませんか?

価格は38,500円(税込)

vol.13 cannondale Kids BIKE (Trail20 or Quick20)

キャノンデールのキッズバイクはTrailシリーズとQuickシリーズがあります。

簡単に言えば変速がある方がQuickでシングルギアの方がTrailですが、もう少し詳しくこの2台の違いを見ていきましょう。

まずはTrail20。

Trailというモデルは大人用ならば入門用MTBの名前。キッズバイクでは12インチのプッシュバイク「Trail Balance」からはじまり、補助輪付きの16インチ、そしてこの20インチ。さらに24インチになるとディスクブレーキとサスペンションフォークを搭載する本格的なMTBになります。この20インチではまだ16インチの名残で、補助輪を取り付ける台座が残っているモデルです。

つまりこのTrail20はTrail16の上級生モデル。幼稚園年中~小学校低学年のお子様で、自転車に乗って出かけるようになったら、16インチを弟に譲って20インチに乗り替えようというモデルです。複雑な変速機などはつけず、団地や公園内を駆け巡るためのシンプルでタフなバイクです。

一方、Quick20。

Quickシリーズはクロスバイクです。キッズでもサイクリングに出かけたり、それなりにアップダウンのある行程を長い時間乗れるように作られています。同じ20インチでもQuick20は他のブランドや車種に比べてとても軽量で実測8.8㎏しかありません。体重が20~30㎏程度しかないお子様でも十分に取りまわすことができます。

仕様の違いを比べてみます。

まずはハンドル。

つぎにホイールとエンド部分。

まとめると、同じ20インチのキッズバイクでもお子様の用途によって2種類のバイクがえらべるということです。公園や団地の中の道、河川敷やちょっとしたオフロードで遊ぶならシンプルでタフなTrail20。家族でサイクリングに出かけるなら軽くて走りの良いQuick20がオススメです。