Vol.19 SPECIALIZED TURBO CREO SL COMP

当店にもようやくTURBO(e-BIKE)の試乗車がとどきました。

ロードバイクタイプのCREOです。このバイクは50万円から135万円まで幅広いバリエーションがありますが、一番下のグレードのE5はフレームこそアルミですが、パワーユニットなどの装備は同じです。カーボングレードになると72万円からになりますが、最上位モデルのS-WORKSまでフレーム、パワーユニット類は同じ。ホイールやコンポーネントが違ってきます。当店にやってきたCREO COMP DARBONはカーボンモデルの一番リーズナブルな仕様(72万円)です。

フレーム素材はスペシャライズドが誇るFACT 11rを採用。S-WORKS VENGEと同じ素材ということになります。この素材を使ってTARMACのような反応性とROUBAIXのような乗り心地、Divergeと同様に太いタイヤを飲み込めるタイヤクリアランスを1台に凝縮しています。

ハンドル周りにはROUBAIXで好評のFUTURE SHOCK2.0が搭載され路面からの衝撃を吸収してくれます。

スペシャライズドオリジナルの電動ユニットは240Wを出力。他メーカーより小型で軽量。出だしのパワー感こそありませんがケイデンスを上げるにつれて自然なアシストを発揮。必要にして十分。通常のロードバイクのような乗り味も残したまま、アシストの恩恵を受けられる絶妙なバランスです。

価格は720,000円

Vol.18 GIANT TCR ADVANCED 2 DISK SE

2020年春にモデルチェンジした新型TCRをご紹介します。

TCRはGIANTの主力ロードバイクです。このバイクのエンデュランスバージョンがDEFY。エアロバージョンがPROPELと言う訳です。軽くて取り回しがよく、振動吸収に優れるバイク。つまりトータルバランスの優れたバイクです。

今回のモデルチェンジで従来44万円以上のモデルにしか採用されなかったディスクブレーキが下位グレードにも奢られました。

PROPEL譲りのエアロ形状のコラム
トップチューブからシートステーに向かって流れるようなフォルムは前作から継承。もちろんUCI登録済
エアロ化も一段階進みディスクブレーキのホースもフロントフォークに内装され、外形もカムテイルになりました
不評だったインターナルシフトケーブルの入口は改善されすっきりしました

ここ最近グラベルバイクやエンデュランスバイクが多くなり、選択肢が増えた反面、何を選んだらいいのかわかりにくくなっていますが、やはり王道はロードバイクです。

カーボン × シマノ105 × ディスクブレーキ

これからのスタンダードです。価格は265,000円(税抜)

【試乗会】TEST THE TURBO in 中国地方

SPECIALIZEDのe-BIKEシリーズ「TURBO」の試乗会のご案内です。

日時 2020年8月8日(土)、9日(日)10:00~16:00

場所 宇品松地区広場(〒734-0011 広島県広島市南区宇品海岸2丁目23−22)

事前予約が必要です。下記アドレスから予約お願いします。

8日土曜日の予約 ↓ ↓

https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/happening/happening.aspx?seminar=20200808

9日日曜日の予約 ↓ ↓

https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/happening/happening.aspx?seminar=20200809

SPECIALIZEDのe-BIKEの魅力は何と言ってもそのバイクの軽さ。しかし他社e-BIKEに比べたらパワーも電池も半分くらい。大丈夫なのかな?そう思われる方は是非一度試乗してみてください。当店にもロードバイクタイプの「CREO COMP DARBON」の試乗車を用意していますが、このイベントではクロスバイクタイプ、MTBタイプを乗り比べることができます。

是非皆さまお誘いあわせの上、多数ご参加くださいませ。

前回、TURBOを試乗した時の投稿を添付しておきます。

Vol.16 SPECIALIZED ROUBAIX

2019年に新しくなったROUBAIX(ルーベ)。ルーベと言えばPARIS-ROUBAIXです。パリ~ルーベは100年以上前から続く格式高いクラシックレース。260㎞のコースの途中にいくつもの石畳区間がありその総距離は50㎞にも及びます。この石畳区間で体力を消耗しないよう、マシンが壊れないように強くてしなやかなバイクを作ることが大事です。SPECIALIZEDのROUBAIXはこのレースのために開発されたバイクです。路面からの衝撃を吸収するためたくさんの仕掛けを組み込んでいます。例えばステアリングコラムには20㎜ストロークするFUTURE SHOCKが搭載されており、前輪からの衝撃を直接ハンドルに伝えません。すべてのシステムは荒れた路面を速く駆け抜けるため。エンデュランスロードをただ乗り心地のよい高齢者向けのスポーツバイクというイメージから「滑らかさ=速さ」ということを証明しています。「Smoother is Faster」

新型ROUBAIXシリーズはTIAGRA完成車208,000円~

店頭には105仕様のROUBAIX SPORT 270,000円とUltegra仕様のROUBAIX COMP 340,000円を展示しています。

vol.15 SPECIALIZED TURBO CREO SL COMP CARBON

発売から2カ月。スペシャライズドのe-BikeのTURBOシリーズは他社より圧倒的に高額であるにも関わらず圧倒的に売れている秘密を試乗車を使って調べて行こうと思います。

e-Bikeの性格を知るにはモーター出力、バッテリー容量、制御の3つの要素を見ていく必要があります。

このTURBOシリーズ、日本での発売は2020年4月からですが、海外ではもっともっと古くスペシャライズドでも2012年から存在していました。当時はBROSE社のユニットを使っておりましたが、現在はすべて自社製のモーターになっています。

気になるスペックは240W、35Nm、アシスト比は1.8倍です。

TURBOシリーズの特徴は何と言っても車体の軽さです。他社が完成重量18㎏~20㎏あたりで苦戦している中、試乗車のCREOは約13㎏。(下位モデルのアルミだと13.7㎏、上位モデルのS-WORKSは12.2㎏)

電動システム(モーター+バッテリー+ケーブル類)の総重量が3.5㎏と軽量なので上記の重量が実現できるわけです。パワーは少なめ。メーカーによって表記がさまざまで比べにくいのですが、GIANT社のe-Bikeが70Nmなのに対しトルクは半分。このあたりが気になりますね。ともあれモーター出力が小さくなると消費電力も小さくなるのでバッテリーも小型化できます。結果電動システムの総重量が軽くなるというところを狙っているわけです。

スペシャライズドのe-Bikeが昔から低出力だったわけではありません。BROSE社製モーターを使っていたころは最大500W以上の出力を誇っていました。500Wの出力がどのくらいかは昨今のパワーメーターの普及でなんとなくご理解いただけると思いますが、日本の実業団トップクラスの選手が短めの登りをぐいぐい登っている時のパワーに匹敵します。5分はもたないと思われます。自分のペダリングが150Wだったとすれば約700W近い出力がほぼ電池がきれるまで永遠に出力し続けることができるわけです。もはや原付クラスです。

ライダーも初めは高出力に興奮しますが、だんだんECOモードで十分ということが見えてきます。そこでスペシャライズドは最高出力を最適化したわけです。それが240W、35Nmです。

実際にいつものコースを走った感想を記しておきます。コースは30㎞。9㎞地点までは小さいアップダウンのある平地。12㎞地点に向かって緩めの登り。15㎞地点に向かって高速の下り。2㎞程きつめの登りがあり、下りと高速平地を組み合わせて気持ちよく帰ってくるコースです。(並滝コース)

9㎞地点までの平地は篠の交差点まで少し登りますが30㎞/h巡行です。このスピード域はノンアシストになりますが、軽快ではないにしろグラベルロードと同様の負荷で走れます。バイク重量やアシストシステムのことを忘れるほどノーマルです。

お楽しみの登り区間。いつもメンバーと会話しながら登りますが、まだECOモードで十分です。斜度7%くらいならビンディングを外して片足ペダリングでも10km/h巡行には問題ありません。TURBOモードで踏み込むと一気に25km/hを超えてノンアシストになりますのでここでもモードはECOで十分です。

試しておきたいことは下り性能。ここの下りは60㎞/h超えから斜度が緩くなって45㎞/h巡行に落ち着きます。この区間ではロードバイクの表情を見せます。少しだけe-BikeらしいBB周りのだるさはありますがスピード自体はやはりグラベルロードと同格です。とばさなければ気持ちよいです。その先の最高速区間はロードバイクだと70㎞/hオーバーにのりますが、ギヤ比的にそこまではなかなか難しいです。

このバイクの性格だとフロントシングル×ワイドレシオで、他社のe-Bikeに比べれば頻繁にシフトチェンジした方が気持ちよく走れますが、e-Bikeとしては最適化したギヤ比になっていると思います。

個人的にはもっとロードバイク寄りに振っていても面白いと思いますので、アシストパワーを半分にしてギヤ比もクロスレシオ。フロントもダブルであって欲しいと思うところです。

試乗車の価格は670,000円です。

TCUというコントローラー。電源ON/OFFと出力の切り替えができます
ケーブル類はヘッドのサイドからダウンチューブのバッテリーの上を通ります
油圧ダンパーが組み込まれたFUTURE SHOCK2.0が搭載されています。

vol.14 SPECIALIZEDはじめました

2020年7月1日より、Good Select Bicyclesはスペシャライズドの取り扱いをはじめました。

店内には続々とSPECIALIZEDバイクやシューズ、ヘルメット、グローブ、タイヤなどが入荷してきております。

<OPENセール>

7月1日(水)~13日(日)の期間中、店頭のSPECIALIZEDバイクをお求めやすい価格にしておりますので、ファーストバイクを是非「SPECIALIZED」でご検討お願いします。

取寄品もセールの対象になる場合がありますので、お目当てのバイクがない場合はご相談ください。

※展示のS-WORKS VENGE、シューズ、ヘルメットなどのアクセサリー類はセール対象外です。

vol.13 cannondale Kids BIKE (Trail20 or Quick20)

キャノンデールのキッズバイクはTrailシリーズとQuickシリーズがあります。

簡単に言えば変速がある方がQuickでシングルギアの方がTrailですが、もう少し詳しくこの2台の違いを見ていきましょう。

まずはTrail20。

Trailというモデルは大人用ならば入門用MTBの名前。キッズバイクでは12インチのプッシュバイク「Trail Balance」からはじまり、補助輪付きの16インチ、そしてこの20インチ。さらに24インチになるとディスクブレーキとサスペンションフォークを搭載する本格的なMTBになります。この20インチではまだ16インチの名残で、補助輪を取り付ける台座が残っているモデルです。

つまりこのTrail20はTrail16の上級生モデル。幼稚園年中~小学校低学年のお子様で、自転車に乗って出かけるようになったら、16インチを弟に譲って20インチに乗り替えようというモデルです。複雑な変速機などはつけず、団地や公園内を駆け巡るためのシンプルでタフなバイクです。

一方、Quick20。

Quickシリーズはクロスバイクです。キッズでもサイクリングに出かけたり、それなりにアップダウンのある行程を長い時間乗れるように作られています。同じ20インチでもQuick20は他のブランドや車種に比べてとても軽量で実測8.8㎏しかありません。体重が20~30㎏程度しかないお子様でも十分に取りまわすことができます。

仕様の違いを比べてみます。

まずはハンドル。

つぎにホイールとエンド部分。

まとめると、同じ20インチのキッズバイクでもお子様の用途によって2種類のバイクがえらべるということです。公園や団地の中の道、河川敷やちょっとしたオフロードで遊ぶならシンプルでタフなTrail20。家族でサイクリングに出かけるなら軽くて走りの良いQuick20がオススメです。

vol.12 BURLEY BEE

サイクルトレーラーの老舗、BURLEYの牽引型子供乗せを紹介します。

BURLEYの人気の理由を3つ挙げてみます。
1.組立、取付が簡単
2.車体が軽量で折りたたみ可能
3.スポーツバイクの軽快さを損なわない

使うことはほとんどないかもしれないけど、なんとなく欲しくなるアイテムです。保育園への送り迎えやしまなみ海道へのサイクリングなどで使ってみたくなりますね。BURLEYはクロスバイクやロードバイクなどほとんどの自転車に工具なしで取り付けることができます。通常、子供乗せはリアキャリアやハンドルの上に設置しますので、重心が高くなり運転が難しくなりますが、BURLEYはスポーツバイクの軽快さを損なうことなく安全に子供をサイクリングに連れて行くことができます。本体は11kgと軽量な上、車輪の転がりが滑らかで、引っ張っていることを忘れてしまいます。幌や車輪もスナップボタンやマジックテープなどを外せばタープを畳むように折りたたみ可能。

2名まで子供を乗せることができます(耐荷重量45kg)。後部にはそこそこのトランクスペースがありますので、ちょっとしたキャンプ道具を運ぶこともできそうです。

vol.11 FELT IA ADVANCED Ult Di2

何かに特化した道具に惹かれてしまうものですが、このFELT IAはまさにトライアスロンに特化したバイクです。極端に面積の広いフレームや特殊なハンドルは見慣れない形をしていますが、空気抵抗の低減とライダーのポジションを最適化したところこの形に行きついたようです。

FELTは素材、コンピュータ解析、空力において世界トップクラスの技術を持つドイツのブランドです。アメリカナショナルチームのトラックレーサーの開発では、左回りの競技場トラックにおいて少しでも抵抗を減らすため、ドライブトレインを左側に設定したことは有名です。

このIAはトライアスロンの中でもアイアンマンと言われる超長距離用に開発されたバイクです。180㎞を独走する上で走行抵抗も大事ですが、快適性も重要です。快適性とはただ単純に振動吸収性がよく、乗り心地がよいということだけではありません。いかに違和感なくバイクに乗れるか。調整幅が広く、自由なポジションを実現できることもバイクの性能と言えるでしょう。もともとFELTはトライアスロンを得意としていますが、このIAの発売以降FELTを選ぶ選手が増え、世界大会で上位に入る選手の使用率が今やcerveloやSPECIALIZEDより上位にきています。

価格は698,000円

vol.10 cannondale SuperSixEVO Hi-MOD SRAM RED TEAM

2017年式のcannondale SuperSixEVO Hi-MOD DISKが入荷しました。

2016年に登場したこの2代目SuperSixEVOは先代モデルの軽量性と快適性を継承しつつ全面投影面積を少なくしてエアロ化。またハンガー周りの剛性を11%向上させCAADのようなレスポンスを手に入れました。チームはこのタイミングでコンポーネントをSRAMからシマノへシフトしましたが、このバイクはチームグリーン仕様のSRAM REDを搭載したチームレプリカのようで、実際には存在しなかった仕様。こだわりはコンポーネントだけでなく、ステム、ハンドル、シートポストまで、チームグリーン仕様のFSA K-FORCEを搭載しています。

本物より本物のこだわったオリジナルグリーン、30万円(税抜・ペダル別)でお譲りします。

フレーム:2017年式 SuperSixEVO Hi-MOD Disk

コンポーネント:SRAM RED22 Hydrolic DiskBrake

クランク:cannondale Hollowgram SiSL2

ホイール:MAVIC Ksyrium Elite Disk UST

タイヤ:MAVIC Yksion UST

ハンドル:FSA nano K-Force チームグリーン

ステム:FSA K-FORCE Light チームグリーン

サドル:fabric Scoop Flat

シートポスト:FSA K-Force チームグリーン